ネットワークツール

ArrayKitのネットワークツールは、システム管理者、ネットワークエンジニア、メール管理者、学生がよく使うアドレス計算、DNSレコード、ちょっとした確認作業をまとめたものです。IPアドレスの設計では、「CIDR / サブネット計算ツール」がブロックのネットワークアドレス、ブロードキャストアドレス、サブネットマスク、利用可能なホスト数を表示し、「サブネット分割ツール」がブロックを同じ大きさのサブネットに分けたり、必要なホスト数に合わせて割り当てたりします。「IP range to CIDR 変換」は、アドレスの範囲を最小限のCIDRブロックにまとめます。DNSとメールでは、「SPFレコード作成」と「DMARCレコード生成」が、第三者による自分のドメインを装ったメール送信を防ぐレコードを作成・点検し、DKIM・CAA・SRV・逆引きDNSのレコードを作るツールもそろっています。共有には、ゲストが読み取るだけでネットワークに接続できるコードを作る「WiFi QRコード作成」と、2台のブラウザー間でファイルを送る「P2Pファイル転送」があります。「ダウンロード時間計算」と「データ使用量計算」は、回線速度や使い方を転送時間や1か月あたりのギガバイト数に換算し、「ポート番号検索」はそのポートで動いているサービスを調べます。デバッグでは、「HAR ファイルビューアー」がキャプチャのリクエストとタイミングを一覧にし、「User-Agent パーサー」と「Set-Cookie パーサー」が個々のヘッダーを読み解き、「MTU・MSS計算」がリンクやトンネルに合ったMSSを求めます。「P2Pファイル転送」を除くすべてのツールは、入力内容をお使いの端末から外に出しません。このツールだけはファイルを相手のブラウザーへ直接送り、ArrayKitに送ることはなく、端末同士が互いを見つけるためだけに公開STUNサーバーへ接続します。

よくある質問

これらのネットワークツールで何ができますか。
サブネットやCIDRのツール、「IPv6 ↔ IPv4 変換」、「IPアドレス整数変換」でIPアドレス空間を設計し、メール・証明書・各種サービス向けのDNSレコードを作成・点検し、HARキャプチャ、Cookieヘッダー、User-Agent文字列、WHOISの生の応答を読み解けます。ほかにも、ポート番号の検索、MACアドレスの生成、MSS・ダウンロード時間・1か月のデータ使用量の計算といった小さなユーティリティがあり、「WiFi QRコード作成」と「P2Pファイル転送」がネットワークやファイルの共有を受け持ちます。
ネットワークのサブネットは、どう計算すればよいですか。
「CIDR / サブネット計算ツール」に192.168.10.0/24のようなブロックを入力すると、ネットワークアドレス、ブロードキャストアドレス、ネットマスク、利用可能なホストの範囲が表示されます。分割するには「サブネット分割ツール」を使います。プレフィックス長、サブネットの数、または各サブネットに必要なホスト数(VLSM)で分割し、設計をCSVで書き出せます。「IP range to CIDR 変換」はその逆で、開始アドレスと終了アドレスを、ファイアウォールのルールやルートテーブル向けの最小限のCIDRブロックに変換します。
これらのツールで、どのDNSレコードを作れますか。
メール認証用のSPF・DKIM・DMARCレコード、自分のドメインの証明書を発行できる認証局を制限するCAAレコード、SIP・XMPP・Minecraftなどのサービス向けのSRVレコード、そして「逆引きDNS生成」によるPTRレコードとゾーンファイルです。SPF・DKIM・DMARC・CAA・SRVの各ジェネレーターは、貼り付けた既存のレコードの点検や解説もでき、「DNS TXTレコード分割」はDKIM鍵のような長い値を255バイトずつの文字列に分割します。できあがったレコードは、お使いのDNSプロバイダーで公開します。
これらのネットワークツールは、データをどこかに送信しますか。
1つを除くすべてのツールは、データをお使いの端末にとどめます。アドレス、鍵、HARキャプチャ、WiFiのパスワードはブラウザー内で処理され、アップロードされることはありません。例外は、設計上ネットワークを使う「P2Pファイル転送」です。暗号化された接続でファイルを相手のブラウザーへ直接送り、各端末が接続に必要な公開アドレスを知るためだけに公開STUNサーバーへ問い合わせます(同じWi-Fi内で使うモードでは、この問い合わせも行いません)。ArrayKitがファイルを受け取ることはありません。
これらのツールで、ホストへのping、ポートスキャン、DNSへの実際の問い合わせはできますか。
いいえ。2台のブラウザーをつなぐ「P2Pファイル転送」を除き、各ツールは入力・貼り付け・読み込んだ内容だけを扱い、プローブもDNSクエリも送りません。「ポート番号検索」は内蔵の一覧表を検索し、「WHOISレコード解析」はコピーした応答を読み取り、レコードの作成ツールは構文や、SPFのDNSルックアップは10回までといった上限をチェックします。実際の状態を確かめたいときは、「CAAレコード生成」と「SRVレコード生成」が示すdigコマンドや、「MTU・MSS計算」が示すpingコマンドをご自身で実行してください。